ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

親戚のおじさん丼(2人分くらい)

親子ではありません。

・メイン材料
豚ひき肉 300gくらい
長ねぎ 1本くらい
半熟卵 2個

・調味料
にんにく
生姜
ごま油
醤油 
料理酒
豆板醤
鶏ガラスープのもと または 中華だし
(全部適量)

1.半熟卵を作る。
2.ごま油を熱し、にんにくと生姜のみじん切りを入れて香りを出す。焦がさない。(にんにく、生姜は同量くらい)
3.豚ひき肉と長ネギを細かく切ったのをごま油で炒める。
4.豚ひき肉に火が通ったら、その他の調味料を入れる。(醤油、料理酒、味醂は1:1:1くらい。豆板醤、中華だしは好みで)
5.程よく水気が飛んだら米に乗せて、半熟卵を乗せる。気分により、刻み海苔をぶっかけたり、炒りごまをぶっかけたり、白だしをぶっかけたりして良い。

・備考
困ったらごま油でネギを炒めれば勝てる。極論、ひき肉すらなくても勝てる。ネギがなければ高菜でも可。和風〜中華風ガパオライス的な感じである。半熟卵さえ半熟なら後は野となるし山となる。

ネーミングライツ

 困ったことに、子供に名前をつけねばならんのだが、締め切りが迫っていないので真剣に考えられん。

 これまでに考えた名前は、
 某(ぼう)
 下衆斗(げすと)
 別鬼(べっき)
 十三(さーてぃーん)
 四八(よんぱち)
 親知郎(ちかちろう)
 内寿凱(ないすがい)
 内匠頭(たくみのかみ)
 内出血(ないしゅっけつ)
 内親王(ないしんのう)
 不敬罪(ふけいざい)
 嘘(だうと)
 最強伝説(れじぇんど)
 桃郎太(ぴんくろうた)
 金虎(まねとら)
 翼大僧正(つばさだいそうじょう)
みたいな名前ばかりで、いざ一人の人間に一生つきまとう呪いを掛けるとなるとなかなか度胸が要るものだ。結局、大西も二男に芽失(めろす)とは付けてくれなかったし、おれには政治がわからぬ。

 そう考えると、長男のおれに「二」の漢字を与えた親父もなかなかの根性をしている。まだ見ぬ兄がいるのか、あるいはまだ見ぬ弟もいるのか。想像は尽きない。頭が痛いよ兄さん。

 

お子様フェスティバル

 3歳くらいの子供はシュールなことをするので見ていて面白い。豚を一定の向きに置いて、置いた向きとは関係なく引きずり回したり、引き戸のレールを跨ぐ時に必ず「いらっしゃい」と大人に言わせたり、コップを持っていると「ふーふーして飲んでね」と声をかけたりしてくる。冷まさずに飲むとやや不満そうな顔をするなど、頑固な一面もある。
 ちゃんとした大人達に育ててもらえる子はありがとうも言えるようになるし、そういう子にはなんだか良さげな未来が待っていそうだ。(今日、遊びに来た夫婦は、実にちゃんとしているのだ。)
 翻って、35歳児に育てられてしまう子供は不憫である。このところ、毎日懺悔の日々だが、特に反省もしていない。
 経験的に、愛されて育った奴は大体大らかで平和な感じになるし、適度に虐げられて育った奴は大体ジャックナイフみたいな感じになることがわかっているので、我が家では切れ味を重視していこうと思う。当然の帰結として、おれの子供は多分、親より祖父に似ることだろう。そして多分、父親と折り合いが悪くなる。彼はおれを許してくれるだろうか。名前はまだ無い。アーメン。