ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

確定申告のこと

 2014年分の確定申告をしたので、メモしておく。(以下の内容は正しいことを保証しない)

とりあえず

・なんで確定申告をするのか

・申告内容はどう使われるのか

・どうやって申告すれば良いのか

を大雑把に理解しておいた方が良い。申告書の書式などは、国税庁のウェブサイトからPDF形式でダウンロードでき、記入の方法も(わかりやすいとはいえないが)説明されているので、一人でも何とかなる。

書式は以下

確定申告書、青色申告決算書、収支内訳書等|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁

書き方は以下

確定申告に関する手引き等|所得税(確定申告書等作成コーナー)|国税庁

に記載がある。(上記を読んでもわからない場合は素直に税理士に聞いた方が良い)

確定申告の目的

自分の所得を国に通知する目的で行う。もう少し細かく言うと、

・収入の種類と金額

・経費の種類と金額

・控除の種類と金額

の3つをまとめて、[収入] - [経費] - [控除] = [課税所得額] を計算し、国に通知する。

 

算出された課税所得額は、

所得税

・住民税

国民健康保険

の算出基準になる。自分がいくら稼いだかを申告して、「いくら納税すっからよろしく」というご挨拶をするのだ。

 

経費、控除をちゃんと申告することの重要性は、下記サイトでシュミレーションするとわかりやすい。

売上を入れて、控除/経費を最低限(基礎控除38万のみ)に設定すると、腸が煮えくり返るような金額が表示されると思う。仕事に使ったお金と控除を受けられるものは、ちゃんと確認する。

提出先

管轄の税務署。

国税局の所在地及び管轄区域|国税庁概要・採用|国税庁

確定申告の種類

確定申告には青色申告と白色申告がある。

青色申告

・出す書類が多い

青色申告特別控除(65万円)を受けられる

・申告を行う年の前年の3月くらいまでに、青色申告をしますよという意思表示をしておく必要がある(青色申告申請書)。2015年3月に行う確定申告は2014年1月1日から2014年12月31日の所得についてなので、2014年3月くらいには申請しておかないとダメ(俺はこれに引っかかったので今年は白色)。

白色申告

・出す書類が少ない

・控除額も少ない

 

提出するもの(白色申告)

・確定申告書B

第一表と 第二表、A4で2枚ほど。

・控除関係の書類

生命保険料の控除証明とか、国民健康保険の支払いを証明できるものとか、病院の領収書とか。申告書BのPDFに、この控除関係の書類を貼る台紙があるので、そこに貼って提出すればよい。多い時は封筒とかに入れればいいらしい。

 

以上3点。よく自営業者が「領収書ガー」と言うが、これは使った経費に対する説明を求められた場合に提示するため手元に保管しておけばよく、税務署に提出する必要は無い。

 

ざっくりとこんなところ。

事前の準備

何も準備していなくても意外となんとかなるが、細かい領収書などは取っておかないとどうしようもない。領収書を紛失していても、公共料金系の支払いなら一応大丈夫。俺の場合、申告締め切りの3日前くらいに、

・電話(経費。KDDIに電話して口頭で聞き、支払証明書を後送してもらった)

・電気(経費。東京電力に電話して口頭で聞いた)

・ガス(経費。東京ガスに電話して口頭で聞いた)

国民健康保険料(控除。区役所の窓口に電話して、口頭で聞いた)

について、問い合わせて金額を確認した。また、

・銀行口座

・クレジットカード

の状況がwebで確認出来る状態にしておくと色々と楽。あと、買い物をwebでやっておくのも良い。Amazonを始めほとんどのECサイトで購入履歴を確認できるので、PDF化しておけば領収書の代わりになる。

 

補足

雇用保険(失業給付)で得た収入は非課税なので、確定申告の際には売上に計上しなくて良い。