ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

困る

慣性の法則は、思考に及ぶ場合もあるようだ
沢山ものを書いて、余韻が残るうちに机を離れる
すると、言葉は急に止まれない、とばかりにするすると滑りだしてくることがある
 
古くから、考え事は馬上、枕上、厠上が良い、などという
これに、散歩と風呂を加えても良いかもしれない
 
シャワーを浴びる間に、「将来の夢」について考えた
幼いころは、りんごジュース屋さん、などと大人受けのすることを言っていた
時期は定かでないが、10歳から15歳くらいの間に将来の夢を持つことを放棄したように思う
どうせみんな死んでしまうのに、ということが悲しくて身がすくんでしまったのかもしれない
 
困ったもんだ
いつか死んでしまうなんて、実に困ってしまう