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ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

男子高校生から一歩も成長できていない(アナと雪の女王、またはあの日見た観月ありさの穴の名前を僕はまだ知らなかった)

 何かがすごく流行ると、「そのもの」より先に周辺情報だけが入ってくるという現象が起きる。ここ1年くらいでは、半沢直樹あまちゃん、あたりがそうだった。一番最近だと、アナと雪の女王についてそんな現象が起きた。レリゴー、MayJ、松たか子

 まだ、実際のアナ雪は見ていない。けれど、アナ雪は否応なしに私のまわりに降り積もる。思春期の少年が未だ見果てぬ女性器に胸と股間膨らませている間、原子力発電所が立っていた!などとキヨシローが歌ったりしていた。知っているような知らないような、しかし人体の構造からするに位置はあの辺りであるし、こういった形状ではありえないはず、いやいやしかし・・・などと、外堀をうっすら埋めて空想を弄ぶことができるのは、うっすら知っている者だけの特権だ。知ってしまうということは、翼がもげることであったりする。カンパニー松尾先生も、童貞喪失までの期間がセックスに対するファンタジーを醸成する、というようなことを言ってたし。アナ雪で自由に遊べる幸せな時間は、僅かしか残されていないのだ。

 かつて、観月ありさ寄生獣みたいな女性器が付いている夢を見たことがある(江古田ちゃんがマンガにしてたけど、こんなかわいいものではなかったよ)https://twitter.com/Mekajiki/status/525883081471713280

 そう。アナ雪、などと略されている。如何なものだろうかと思う。省略の仕方も気になるが、なぜ邦題が「アナと雪の女王」とされたのか、その点も気になっている。

 原題はFrozenである。内容は見ていないのでなんとも言えないところだが、別のもっと良いタイトルがあったのではとは思う。配慮が足りないのではないかと思うのだ。
 
 世は、おしなべて気狂いに対するケアが甘い。それで言い過ぎなら、礼節をもって生きることになっているという建前に社会全体がよっかかっている、と言い換えても良い。私は気狂いではない(と信じている)が、30歳を超えた今も、基本的な部分で男子高校生の感覚を拭い去ることができないでいる。だから、アナという音素が駄目なのである。知らんぷりができないで、内容と関係の無い穴について考えてしまう。

 「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」というアニメに、「あなる」というニックネームのキャラクターが出てくる。安城鳴子で、あなるである。私は今も監督の正気を疑っている。彼女は、クラスメートをあなると呼んで憚らないゴミ虫、悪漢、卑劣漢、ズベ公パン助ところ天の助の類が跋扈する魔窟で育ったのか。それはまずいのではと異を唱える、心ある人間は一人も居なかったのだろうか。

 いや、むしろ地獄への道は善意という名の煉瓦で敷き詰められている。アナルなんて、そんな下品な言葉は誰も知らないという前提の押し付けなのだ。高校20年生の私には、最早そのキャラクターに関するエピソードが何であろうと気持ちが入っていかず、すべてがアナルに吸い込まれていく。アナルが青春だと?どちらの穴のご出身だというのだろうか?

 ダイアナ王妃は素晴らしい人物だったそうだ(よく知らんが)。しかし、アタマの中ではどうしても大穴王妃という感じがチラついてしまい、不名誉なことになっている(私の中で)。イングランドでは「カール肥満王」というように、王族に仇名のようなものを付けることがある。迂闊にも、ダイアナガバガバ姫、といった品位の欠片もない呼び方になりかねない事態だ。一体この責任を誰が取ってくれるのだろうか。避けられるならば、悲劇を避けるべきだと思いませんか?だから、彼女のことは、プリンセス・オブ・ウェールズと呼ぶべきなんですよ。

 結局、悪いのは私です。それはわかっているのです。だけど、これは随意筋の仕業ではないのです。止める方法があるなら、どうか私に教えては下さいませんか。それに、世の中には手段の為には目的を選ばないような、どうしようもない類の人間だって確実に存在しているんだ。だから、「アンナと雪の女王」とでもしてくれれば、罪深き者達の魂も救われたのに。私は無慈悲なアナの前で、悲しみに暮れている。アナよ、まさかお前が雪の女王だったのか・・・。
 
 なぜこの世から下世話で猥雑な妄想がなくならないのか。人類は至る所にアナルを見出し、本筋と関係の無い所で時間と空間を浪費する。限りある資源、この素晴らしい宇宙船恥丘号(変換ママ)。変換ママとは誰だ!?私達全員が、清く正しく美しく、望ましき、あるべき営みを、健康で文化的な最低限度の慎みを育むことができるならば、ディストピアの到来だ!アナ雪万歳!穴雪之丞万歳!ついでに食いしん坊にも万歳!諸君の愛したアナルは死んだ!(ジーク・アナルの姿勢のまま、体温が奪われていく)

 

 俺は、もうすぐアナと雪の女王を見ることになるだろう。幸せな時間には、いつか終わりが訪れるのだ。