ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

黒魔術師・郭泰源

 阪神VSソフトバンクの最終戦見てました。

 俺の野球知識の中軸は1980年代のファミスタで構成されているんで、昔の選手の方がだいぶわかります。1番いしけり塁に出て、2番ひらよが送りバント、3番あきかわホームラン。いいぞ!頑張れ!ドラゴンズ(あれ?)その後、きよすくがよもや長渕剛と仲良くなったり、六本木を半裸で歩いているところを目撃されたりするとは思わなかったけど、ワイは元気です。

 阪神の打線はパッとしませんでしたねー。ゴメスって怪獣みたいな名前なのに全然打たねーし、マートンの髭が気になってなんだか俺の髭も伸びてきたし、鳥谷って居酒屋っぽい名前ですよね。一方ソフトバンクの摂津、シンカーとか投げやがって卑怯です。打てるわけねー。名前に「津」って付くとシンカー適性+なんでしょうか。

 試合は7回までゼロ行進で、メッセンジャーという自転車に乗ってそうな背の高いおじさんとシンカー野郎Aチーム摂津の緊迫した投手戦。ホークス1点リードで迎えた9回表、阪神の攻撃にクローザーのサファテとかいう生理用品みたいな名前の情けねえピッチャーが四球3つも出しくさって、ヒットなしのワンナウト満塁。おいおい横漏れサイドギャザーどうしたという展開にたまらずホークスベンチから郭泰源が出てきました。わー懐かしいー。郭泰源だー。
 郭泰源の出現になぜかうれしくなってしまうわたくし。もう「ピッチャー、俺」とかで良いんじゃないかと思うくらいの信頼感。ところが、サファテの目が泳いじゃってるのを見て作戦を切り替えたのかなんなのか、どうやら郭泰源がマウンド上から西岡にLUKダウンのデバフをかけてたみたいなんですよね。黒魔術ですよ黒魔術。ワンナウト満塁って得点期待値1.5なので、だいたい同点になるはずなんです。フツーに考えて。サファテのオロロっぷりも考慮に入れれば、押し出し1点から更にワンチャンまである展開だったのに、なんと西岡の守備妨害でジ・エンドですよ。なんなんすかこれ!なんなんすかこれ!(松木安太郎)やっぱ郭泰源はすげえなあと思いました。

 アトラスあたりから、監督・コーチ陣が黒魔術とか使える野球ゲーム出してくれないですかね。選手は自動でゲームを進めるんだけど、大事な場面で長島監督がふしぎな踊りを踊ったり、チート性能の野村監督が相手の性癖を囁く成功率80%超のバステ付与魔術を駆使して情けねえ選手層のヤクルトを優勝に導いたりするゲーム。どうですかね、実況パワフル黒魔術。夜の繁華街で敵チームエースの弱みを握り、写真週刊誌を操って私生活を破壊しろ!なんでしょうか、これ。もはや黒魔術ですらない。

 ブルペンの横に魔方陣が置いてあって、調子の悪いゴメスと西岡を悪魔合体させるとカブレラが今後ともよろしくー、なんつって、マリンカリンしながら敵軍ベンチに特攻をかける郭泰源マグネタイト不足でコンピューターに戻ってしまってEND