ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

わたくしがコンテンツ消費するに至る経路について

 おっ、と思う音楽が沢山聞きたいし、すげえ、と唸る漫画や小説がもっと読みたい。自分の知っているものは見つけた時に手に入れるけど、「自分のまだ知らない面白いもの」にたどり着くのは結構難しい。

 最近どういう経路で「自分のまだ知らない面白いもの」に出会ったか思い出して書いてみた。

書籍 → Twitter

 書籍に関しては、完全にTwitterに依存している。面白いな、すげーな、と思う文章を書いている人をフォローしていると、たまに本の名前を呟いてくれたり、推し本、推し作家なんかの情報をそれとなく刷り込んでくれる。記憶にある限りでは、以下のアカウントの方々が、Amazonでポチってしまう経路になった。

ブルボン小林 (bonkoba) on Twitter

朝倉かすみ (kasumiasakura) on Twitter

tricken(けんきう奴隷) (tricken) on Twitter

米光一成『男の鳥肌名言集』発売中 (yonemitsu) on Twitter

千野 帽子 (chinoboshka) on Twitter

大森望 Ohmori Nozomi (nzm) on Twitter

 小説に関して俺が一番頼りにしているのは千野さんで、「ほかに誰がいる」を手に取るきっかけになったのも千野さんツイートだったと記憶している。自身が書くエッセーも面白いんだけど、小説の魅力を発見して紹介する目利きとしてとても優れている。生涯読書量がハンパじゃねーんだろうなあ。

映画、ドラマ → Twitter

 書籍以外にも、ドラマ、映画の情報なんかがTwitter経由で入ってくる。本ほどアンテナを張っていないんだけど、物量で認知に至る、というようなことが去年は頻繁にあった。半沢直樹の放送中はタイムラインがやかましいことになっていた(見てなくてもいつ倍返ししたか分かるくらい)し、あまちゃんは毎日なので、流石にちょっと鬱陶しかった。リーガル・ハイTwitterが無かったら見ていなかったと思う。今は町山さん激推しのアクト・オブ・キリングがとても楽しみ。

 

音楽 → Jango Radio

 JangoRadioを持ち運べるというだけでiPhoneにした意味があったと断言できるくらい素晴らしいアプリ。なぜ無料なのか未だに理解できない。DJの居ない洋楽専門ラジオ、と思って貰えればだいたいあっていて、アーティスト名、ジャンルなどから「Station」を設定しておくと、適当に「そんな感じ」の音源が垂れ流しになる。自分の好きな音楽の「周辺」を勝手に、しかも良い精度で掘ってくれるので、非常に素晴らしいと感謝している。(ただし、バンバンCDを買ってしまうので結果的に財布にハード。)

 スキップできるのも良いし、曲のタイトル、アーティスト名が文字情報で確認できるのも良い。とにかく良い。不満なのは、曲情報の画面に「Amazonで買う」ボタンが着いていないことくらいである。

 俺が最近良く聞いているのは「Classic Soul & Motown」「Alt Pop Revival」「Indie Dance」「UK Top 100 Chart」あたり。One Directionチャート入りすぎ。

漫画 → この漫画がすごい、週刊雑誌、漫画好きの人

 漫画に関しては年に一回出る「この漫画がすごい」と、週刊雑誌3冊(ジャンプ、モーニング、スピリッツ)。それ以外では、「漫画読みます」と言っている人から直接おすすめを聞く。

 なぜか漫画情報はアナログ経由で、発見のための情報収集という意味では一番金がかかっているのかも(年間5万円くらい?)。とはいえ、買って読んでる時点でコンテンツを消費しているとも言えるので単純には比べられないか。

 書籍、音楽と同じくらいアンテナ張ってるつもりなんだけど、ウェブ上の情報源が他の2つに比べてちょっと弱い気がする。漫画を薦めるサービス、信頼できる漫画紹介者を常に募集しています。

 

 ここまで書いてから思ったけど、「コンテンツを消費する」ってなんかダセえ言い回しだな。何がダセえのかは余白が少ないので説明できねーけど、まあダセーもんはダセー。

 

 ところで、今年は田島列島先生と山下和美先生の連載が楽しみで俺の中ではモーニングやや優勢ですが島耕作会長の下半身スキャンダルが炸裂しつつ、島派と癒着した善人ヅラのインドネシア政府方が実は大虐殺におもくそ加担しており、アクト・オブ・キリングでヨーロッパの人権屋あたりに着火して大規模なテコット不買運動が起こり、株価がS安、S安、S安で、三田先生がそれをネタにインベスターZするというメタ的な展開を希望しています。