ガタガタ鰯太郎A

〜鰯太郎Aは二度死ぬ〜

失敗が続く

今年に入って、もう15回も禁煙に失敗してしまった。(あけましておめでとうございます) 太宰治ならば玉川上水にinしているところであろうけれど、私は15回もチャレンジしたわたしを褒めたり、自分へのご褒美を用意したりと甘やかしに余念がなく、大変元気です…

あたま灰皿

押し迫る年の瀬に「隠れDining蔵馬」という文字列が視界の片隅に入って、少し混乱してしまって、今年は角界に吹き荒れる殺戮の嵐がわたし列島を直撃していた。あれ?貴乃花親方の灰皿を頭で殴ったのは誰だったんだっけ、年を取るって嫌だな。 昨日だって、新…

どうかしてるぜ岡部東京

この記事を読みました。 www.asahi.com 岡部東京という存在を知りました。ただならない感じですね。たぶんどうかしてるんでしょう。すごく好きです。岡部東京、覚えました。

病気の人

思考の速度に言語野が追いついていない。深刻なバッファオーバーフローが発生する。 考えを留め置く一時領域が足りなくて、考えたそばからあふれて消えている。言語化し損ねた「原思考」とでも呼ぶべきなにかは、一度こぼれ落ちるともう二度と帰ってこない。…

モンゴロイドが恋愛羊の夢を見ました

「最初に好きとか嫌いとか言い出したのは誰だ?」童貞人民大法廷で糾弾されるサークルクラッシャーズ藤崎。「私は恋愛主義者です」と書かれた大きな板を首に括り付けられ、上目遣いでこっちを見ている。童貞だけが彼女に石を投げて良い。 我が国のコンテンツ…

「いやな感じ」感想

空気が引き継げるのはだいたい20年分くらいだ、という気がする。子供は主に25歳〜40歳くらいの人がやっていることを見て育つからだ。その差が概ね20年。音楽の流行り廃りも、このくらいの周期でやってくる。 昭和50年代に生まれた子供は、昭和30年代から40年…

突然秋になる

静かに雨が降る秋の夜空より、更に暗い庭木の葉陰を下から覗き込むと、顔面がびしゃびしゃに濡れた。当然だ。 眼鏡に次々と小さな水たまりが出来る。やがて重力に抗いきれなくなり、それが両の頬を伝ってはらはらと落ちる。はたから見れば私は悲劇の主人公の…

だめだー

子供が育っている。育てているという感覚はあまりない。気がつくと出来ることが増えている。 一方で、俺は出来ることがどんどん減っている。文章を書くのも下手になったし、ギターの弦も替えていない。良くない兆候だ。 一年前と比べてさえ、明らかに頭も体…

ひきだて

挽きたての豆でコーヒーを淹れる時、どうしても引田天功のことを思い出してしまう。 引田天功という名前は、どういうものなんだろう?奇術師にも名跡があるものなのだろうか。2代目カッパーフィールドとか、3代目ナポレオンズとか。ありそうでもあり、なさそ…

私たち結婚しました

今週から、スピリッツですごい漫画が始まっていた。タイトルは「私たち結婚しました」この1ページ目で度肝を抜かれた。いい。すごくいい。踊りましょう!ああ!踊ろう!ダイナミックである。誌面をはみ出しそうなこの躍動感。ルパンのオープニングを彷彿させ…

レコード001 Abbey Road

最近はアナログ盤が結構出ているらしくて、ちょっと気になっている。レコードのプレスが追いつかないところもあるそうだ。うちの親父は昔レコード会社に勤めていたので、当時の見本盤や親父が個人的に買っていたレコードがいまだに結構残っていて、今もちゃ…

ガタガタ言ってる

終わらない夢を見ていた。終わらないのだから、夢かどうかわからないではないか。という意見もあるかもしれないが、おれ自身はこれが終わらない夢だということを知っていたし、僕が知っているということが何より確かな証拠になるのが夢だから、あれは終わら…

2016年3月

2016年3月は引きこもり同然の生活をしていて、あまり外に出ていない。外出の機会は病院へ着替えを届ける時くらいで、平日の昼間に都内の南側から北側に向かう間、渋谷、新宿、池袋の様子を順繰りに眺めていると、妙な気分になってくる。何が妙か、というのは…

本日の名文

news.livedoor.com こういったゴシップ系の記事を書いている人間の心には、最終段落に何か気の利いたことを書かなければならないという内圧のようなものがあるのだと思う。本当に気の利いた一文に仕上がっていることはまれなのだが、このライターは実に良い…

夢メモ(2015年の冬頃?)

見慣れない、整頓されていて綺麗で居心地の悪いマンションで遊んでいると、24時に差し掛かりそうな時間になっていた。客人が家に帰ろうとすると「何で帰るんだ」と文句を言う人間がいるが、このマンションの主もそういった種類の人間のようだった。 人は、…

レーズンサンド

世界で一番美味い菓子である。どんな食い物でもサクサクとしっとりが組み合わされば最強で、右手からクッキー、左手からレーズンを取り出した期待のマジシャンがオリーブの首飾りをバックに合体魔法を唱えると、何処からともなくレーズンサンドが出現して嬉…

麻婆X

1.豚挽肉 適量(1パック200gほど)長ネギ 1本豆板醤 適量胡麻油 適量生姜 1片大蒜 1片2.鶏ガラスープの素 適量X 適量水 挽肉と同程度3.醤油 適量(大さじ1)酒 適量(大さじ1)甜麺醤 適量(大さじ1)4.水溶き片栗粉 (適量)1.挽肉に火を通す2.水をぶっこんでXを中火…

鰯太郎の5冊(2015年)

ちょっとクソして寝てたら2016年が6分の1ほど終わってた 「反哲学入門」木田元 読み終えた時に、「哲学のわけのわからなさ」をようやく少し理解することができた。本来、哲学という概念と折り合いの悪い日本人に、なぜ折り合いが悪いのか、ということを説明…

親戚のおじさん丼(2人分くらい)

親子ではありません。・メイン材料豚ひき肉 300gくらい長ねぎ 1本くらい半熟卵 2個・調味料にんにく生姜ごま油醤油 料理酒味醂豆板醤鶏ガラスープのもと または 中華だし(全部適量)1.半熟卵を作る。2.ごま油を熱し、にんにくと生姜のみじん切りを入れて香り…

ネーミングライツ

困ったことに、子供に名前をつけねばならんのだが、締め切りが迫っていないので真剣に考えられん。 これまでに考えた名前は、 某(ぼう) 下衆斗(げすと) 別鬼(べっき) 十三(さーてぃーん) 四八(よんぱち) 親知郎(ちかちろう) 内寿凱(ないすがい) 内匠頭(たく…

お子様フェスティバル

3歳くらいの子供はシュールなことをするので見ていて面白い。豚を一定の向きに置いて、置いた向きとは関係なく引きずり回したり、引き戸のレールを跨ぐ時に必ず「いらっしゃい」と大人に言わせたり、コップを持っていると「ふーふーして飲んでね」と声をか…

中洲さん、人力飛行に挑む

いつも身の置き所が無い。中途半端な、中洲のようなところに立っていて、川のあちら側とこちら側が両方よく見えるのに、そのどちらからも隔たった場所にいるように思う。 中島らもは、アルコール、ドラッグ体験についてある種サバイバーズ・ギルトのような…

この上なくロマンティックで複雑

自宅に「運命日占い 決定版2016」という本が転がっていた。これは結婚によって生じた生活の変化(望むと望まざると)のひとつだが、最近のおれは変化をポジティブに受け入れる柔軟な姿勢を示している。何しろ柔軟剤だって使っているのだ。 で、開いてみると、…

将棋を指すならNEW YORK?

将棋はマイナーだ。よく似たゲームのチェス人口が7億人くらい居る(らしい)のと比べると、随分開きがある。現役のプロ棋士は100人程度、現在の制度が出来てからの通算でも300人くらい。とても狭い世界だ。 おれは棋士が本当に凄いと思っている。尊敬してい…

iTunesのプレイリスト?が?共有?出来ない?できてる?

https://itunes.apple.com/jp/playlist/jun-renga-yongri-kuanginagara/idpl.26d141f68f40425fa12a19593e2e4db0 簡単に共有できそうなもんなのだが、何故か共有できていないっぽい。(開こうとするとiTunesのインストール画面が出ちゃうんだけど、なんでだろ…

流出するパトス達

プライバシーの概念は随分発達してきているけれども、迂闊さが台無しにするというケースは少なくない。ウェブ上では警戒していても、物理的に迂闊な人間というのはなかなか減らない。 取引先との打ち合わせの帰りに、エレベーターで社内のうわさ話をしている…

始まりいつもアーメン

アーメン。何が笑いのツボに入るのか、自分でもよくわからない。 先日見た「真夜中の弥次さん喜多さん」の映画版は、冒頭の雰囲気がなかなか良くて、土左衛門がクルッとひっくり返って色が揃う(?)シーンなんかはクスリと来たけれども、話が進んでいくにつ…

遠足は行くまでの準備が楽しいと言ってる奴はだいたいバスで寝る

毎年自宅で忘年会をやっていて、今年で5年目くらいになる。忘年会を自宅で開催するメリットは色々とあるが、最も良いのは、年に一回、強制的に家が綺麗に片付くという点だ。 私は見栄っ張りとおもてなし心がアウフヘーベンしたナイスガイ(大嘘)なので、人…

2015私的音楽アワード

2015前半は、家で発掘したビートルズ全集をかけっぱなしにしていた。後期のアルバムはどれも良い。中でもAbbeyRoadは完成度が高すぎて引く。 Bang!Bang!こんな曲を書いてしまうポールが狂ってて実に嬉しい。 AppleMusicを導入してからは、「Rez」のサント…

小さい

少し前に、仏壇マクベスと呼ばれる舞台を見てきた。こういう大掛かりな舞台演劇を見たのは初めてで、鑑賞に耐えるだけの文化的な体力が自分にないから、あっけにとられてしまった。 正直なところ、演劇は分かりにくい。テレビや映画を見慣れているからか、マ…